ホタルの季節

おはようございます 

ホタル情報です。

小原地区にホタルの季節がやってきました。

5月30日〜6月10日まで ホタルの観賞会をやってます

場所 奥野河川プール 駐車場より 徒歩100m圏内

アートボード 1 < プリント可能


 

奥野河川プールへ

ゲンジホタルがふわりふらりと数匹と飛んでいました。

杉林の中には ヒメホタルもチカチカしていました。

またこの季節がやってきたなと物思いにふけってしまいます。

梅雨目前の少し湿り気のある肌寒い夜 

夜にこんな山奥まで誰が来るんだとは思いますが意外に人がやって来るんです

いつのまにかホタルのスポットとして

ホタル先生がいなくなって だいぶホタルの数が減りました。が

口コミで人づてに人づてに。

人の手あらずして現状を維持できないということの儚さ

生態系を作るということはとても難しいことだと考えさせられます

ホタルの幼虫

このプロジェクトたくさんの人が関わって去って行きました。

定着しないことに歯がゆさを感じつつ

こうやってたくさんの人が思い思いの時間の中で作り上げてきたものをなくしていくわけには行かないと

最近よく思うことがあります。

最近は自分ですら多忙な人間になり 日々に追われてなかなか参加できず

このまま忘れ去られてしまうのかなー

協力者求む!

なぜ自分がホタルに興味があるのかは。

自分が学生の頃までは

小原地区には バラ園があって

今でも、「昔、バラ園があっところですよね」と尋ねられることがあるほど

日向市では結構な知名度がある場所がありました

幼い頃

夜な夜な バラのライトアップがあり

どこからともなくバラを見に人がたくさん訪れていました

夜のバラ園もいいものです あの雰囲気は格別でした

芝生にシートを広げてオードブルを食べたのを覚えています

その芝生は僕らの遊び場で前転や側転をしてゴロゴロ転がり、夜な夜なかくれんぼ、

近くの枇杷の木から果実を摘んで食べて楽しんでいました。

ひとしきり大人たちもお酒が入った頃に

よし ホタル見にいくぞ

近くの川に向かうのでした。

そこには無数のホタルが飛んでいて

これが普通だと思っていました。

僕が24歳の頃だったかな?

宮崎に帰ってきた頃におじいちゃんはもうバラをやめると言った。

なんだか小原地区から大切なものが消えた気がした。

同時に幼い頃に毎年観れていたホタルもいなくなっていました。

いつのまにか僕も

枇杷の実を木から摘んで食べようという思いもなくなった大人になってしまっていた。

自分が森みちを始めたことも 

このホタルを増やすという取り組みに必要だと思ったから

というかまた同じ環境があったらあの頃に戻れる気がして

人は原点回帰

いつかの思い出が脚色されて 古きを良く思うのかと

地域を盛り上げるためには 大人も子供も巻き込まないといけない

そこにはきっと新しいものを持って来るのでなく

今ここあるもの、昔あったものをいかに掘り起こすかかなと思うのです。

オシャレにしてもそれは流行だったり日々変化し次から次へ流れていきます。

心に残ったものはいつかしか想い起こされるはず。

心に残ることがやりたい。

自分にとって自分を鼓舞して動かす原動力はきっとそんなところなのかと。

植物を育て増やすことを覚えたから

環境を意識するようになったから

また野山に生える植物を子供みたいに食べる好奇心を取り戻したかったから。

無くなっていく大切なものをここに保存できる方法を探したからかもしれません。

そんな森みちは 5月27日で一周年を迎えることができました。

一年あっという間で何をしてきたか。 とりあえず必死でした。

1年目と2年目の境などなく 2年目が始まりました。

何がしたいのと聞かれたら

まだ完成していないと答えます。

僕がいなくなったら完成ということにしときましょう。

本業は農家です。

野菜のこと聞いてください。

体験したい人は通ってください。

育てたい人は問い合わせてください。

メールでもメッセージでもなんでも良いです。

植物は自分たちが寝ている間に仕事してくれます。なんて魅力的な生き物なんでしょう。

2年目 目標

①野菜に近くなれる環境を作る

②イベントを開催する

③ヘベスを知ってもらう

④シャワールームを作る

森みち菜園用に

菜園用管理機を購入しました。

女性でも簡単に動かすことができます。


先日 イケハヤさんのツイート見てたら 多動力って本があったので電子書籍で購入一読

自分もいろんなことに興味がありすぎて

てんやわんやしててにゃわんわになってる人間なのでちょっと思考は環境に起因すると友人に言われたので

思考と環境を変えていこうとただいま環境整備に取り組んでいます。

 


そういえば

研修生

趣味はブッシュクラフト

なんだかワイルド。

でも普段は 家にこもってYouTubeでブッシュクラフトの動画を観てるんだって

インドアなのかアウトドアなのか

少し変わった人材です

 

そんな彼もまた 毎朝 毎朝

ズッキーニの交配から始まります

朝六時には開始

毎日 毎日 収穫 晴れの日も雨の日も

ここ1ヶ月は1日も欠かしたことはありません。

  

日量平均100箱

 

人を雇うって大変だなと日々痛感しながら

ここまで畑を広げてみて

仕事を作るってこんなことだなって

やっとわかりました。

そんなん考えてたら

一日があっという間に終わっていく

そんな日々を繰り返して

かがんだ腰を上げ

ズッキーニ畑に異物感

ん・↓

あぁ!

 

うちの研修生はもうズッキーニが好きすぎて

一度ズッキーニと寝て見たかったそうです。

やはり寝食を共にしないとズッキーニの気持ちは理解できないと

あと、ブッシュクラフトを覚えれば 

もう家がいらなくなりますね。ハッハッハと話す彼は若干20歳

先が思いやられます。

起床と同時に即仕事ができるとても合理的なスタイルです

 黒木園芸では農業が楽しくなる事を第一に考えています

 

朝収穫忘れたら 夕方には規格外になるので

ズッキーニと自分先にどちらがくたばるか

臨むところです

 

では また。

 

 

ズッキーニの交配>収穫>森みち>収穫>夜みち>就寝>起床>交配>収穫>森みち>収穫>夜みち>>

というルーティーンで二、三日過ごさせていただきます。


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今 だ か ら こ そ 僕 た ち 若 い 世 代 が 新 し い 感 覚 で 前 に 出 て い き ま し ょ う 。「 生 き る 」 の 中 で「 食 べ る 」は 最 も 重 要 な こ と 。そ の 食 料 を 他 に 依 存 し き っ て い る 日 本 。食 の 多 様 化 の 中 で 忘 れ さ れ る伝統食、伝統野菜、日本人の誇れる味覚・・・。農家の平均年齢 65 歳。10 年後、20 年 後 の 日 本 の 農 業 は? 私 た ち の 食 料 は? 農 家 だ か ら で き な い で は な く 、 農 家 に し か で き な い こ と を 。し っ か り 地 に 足 を つ け 泥 だ ら け の 生 き 方 に 誇 り を も ち 、伝 統 を 丁 寧 に 次 世 代 へ 。感 動 や 幸 せ は 五 感 を 満たされた先にあると信じて日々農 業に真 剣にとりくんでいます。 ”野菜のこと、ちょっと知るだけで私たちの食生活はもっと豊かになります。