へべすに魅せられた男の話(クラウドファンディングに挑戦します)

本日より

 

クラウドファンデングに挑戦します。

特産品の消滅危機を救え!柑橘「ヘベス」苗木一口オーナー募集!

https://faavo.jp/preview/projectview?id=1765

 

僕はヘベス農家の黒木洋人です。

いつのまにか本業のハウスミニトマト農家という肩書きより

ここ半年でヘベすを栽培している人になってしまった感を感じられずにはいられません。

 

今年一発目の挑戦です。

たくさんの人に支えられて

この場をお借りして 挑戦しますと宣言させていただきます

 

宮崎県日向市 特産ヘベス

僕にとってヘベすとは生まれた時から食べ親しんでいるそんな香酸柑橘類

かぼす、すだち、レモン、シークワーサー、ライムなどの仲間だと思ってもらうと

一番わかりやすいかと思います。

果実の香りと酸味を楽しむ そんな食材です。

 

 

一家に一本ヘベすの木 

宮崎県は日向市に江戸時代から栽培される香酸柑橘ヘベすです

超ローカル柑橘なので

大事に大事に日向の食文化に根ざしています

 

昔々の言い伝えでは

お嫁に嫁ぐ際に

ヘベスの苗が嫁入り道具の一つとして持たされ、

徐々にヘベスの栽培が広まったと言われています。

 

そんな柑橘をたくさんの人に知ってもらいたい!

ヘベすの魅力

なんてったってヘベスの魅力は 豊富な果汁

カボス、すだち、その他の柑橘もそれぞれ魅力たっぷり果汁たっぷりなのですが

スパッと切った瞬間の タネの少なさ(ほぼ無い)

は他の柑橘との大きな違いかと思います。

なんてたって使いやすい

ちょうど良い酸味と主張しすぎない爽やかな香りは

一絞りで 食事を豊か華やかにします。

 

 

自分の説明

僕は農業始めて10年 そんなに学もなく

今までよくやってこれたな。とつくづく思うことがあります。

 

農家に生まれたことを悔いた10代

農業が楽しいと心のそこから誰かに伝えたいと思えるよになった20代

農業ブームに乗っかりまくりの行く先には困難しかないのではないかと

不安になる今まさに30代

そんな中、農業の良さが伝わればと始まった

カフェ森みち まだまだ本調子ではないですが

おかげさまでたくさんの方との出会いが生まれています

 

本業はミニトマト農家

ミニトマトが収入の大半を占めるている 

のですが

長年連作してる栽培圃場

毎年何かしら土壌病害に悩まされています。

農業後継者は大変です

農業 辞めようかなとも思うこともあったり

しかし辞めたら誰が責任とるのだと

今まで散々宣言してきたことはなんだと

自分に恥を敷いて

ケツに鞭打って今を進んでいます。

 

そんな中 

へべすに助けられる

ヘベすという隠し玉がここ数年で一気にその価値を見出し始めました

 

2016

東京吉祥寺でなぜかローカル柑橘が流行っている?

地域活動で交流のあったおじちゃんからの紹介で 繋がった吉祥寺

いつのまにか愛され吉祥寺に根ざすヘベすになりました。

僕はただ栽培していただけの人間なのですが

熱い気持ちで吉祥寺を盛り上げてくれている松江さんには頭が上がりません。

なので栽培はより一層気合を入れて取り組んでおります。

 

 

ヘベスの現状を見てみましょう

 

ヘベス生産者の年齢構成を見ていただくと。。

平均年齢は65歳以上

極高齢化!

 

老い先短いと この先誰にヘベスを託そうかと

ヘベすの苗を植える老人はいません

農業の大変さを一番分かっている人たちだから。

樹齢の限界とともに

年々減っていく収穫量と生産者

 

そもそもなぜ今まで世に出回らなかったのか

※ヘベすの生産量の少なさ。

同じような柑橘類(かぼす、すだち、ゆず)が乱立する中に

へべすを投げ込んで見ましょう。

ヘベス 150t 

比べ物にならないくらい少ないです!

これじゃ日本人1億人だとして 

ヘベス一個(約50g)皆さんに配ったとしても

全然!!行き渡らない

そんなかすかな生産量

 

皆知らないし 安定供給できる量が確保できない

 

へべす農家の悩み

 

農家の苦悩

僕の今栽培しているヘベス園地 

ヘベス農家の中では多い面積を保有しています

収穫できるヘベスの量は

年間5トンほど

青果出荷は2t

 500円/kgで販売したとしたら

100万円

加工果実3t

300円/kg

90万円

もちろん収穫して終わりではありません

栽培管理に肥料などその他経費がかかります

利益率は40パーセント

これだとどう考えても生活していけません。

最低でも今の10倍はないと。。。

 

でも10倍作って売り切ることが自分にできるのかな。。。?

5年間 投資一辺倒でやっていけるのかな。。

 

不安で仕方ないでも植えないと収穫にはたどり着かない。

生産者は減る一方

 

 

続けることが一番の近道

諦めたらそこで終わりだ

 

10年続けたら思っていた未来が待ってるのは何かしら

運のいい 自分だからどうにかなると信じて

 

流れに乗るのも大切だと学んだ20代

いざ乗ってはみたが以外に濁流だったり

必ず前には進んでるし

旅は始まったばかりです

 

へべす園

今回250株の苗木を上限に

一口オーナー様を募集いたします

一緒にヘベスの未来を考えましょう!

 

へべす農家で生計を立てて行くためには

まだまだ今の現状の面積ではとても食べていけないのが現実です。

目標は10年後までに栽培本数を今の10倍にします 

 

オーナーになっていただいた方へ

お礼として色々な特典をご用意しました。

⬇️

クラウドファンデングに挑戦します。

特産品の消滅危機を救え!柑橘「ヘベス」苗木一口オーナー募集!

https://faavo.jp/preview/projectview?id=1765

 

 

これから先の未来

 

ヘベスは植えてから5年ほどで収穫が始まります

その

収穫まで5年かかる期間の生産を請け負い

 

日向の地で 農業で生計を立てて生活したいという方への

就農への心強い一歩へ繋がるように

僕は何かしらサポートができるよう取り組んでいきたいと考えています。

 

お金はないが体力はあるぜって方も

現物支給でよろしければ ボランティア受付ています!

 

農業は楽しいものでないといけない

そして誇らしいものでないといけない。

 

 

 

貴重な種を絶やしたくない。

それが一番です

 

そして 香酸柑橘類という

カボス、すだち、シークワーサー、レモン、ライム 色々あります。

ヘベスという名前もその仲間入りさせてもらい

名前を知ってもらい選択してもらうことが第一歩かと考えています

 

香酸柑橘を知ることで

私たちの食生活が少しでも豊かになり

笑顔で美味しい食事を楽しめる人が一人でも増えればという

切なる願いです!

 

 

みなさま

応援とご指導ご鞭撻のほど

よろしくお願いいたします。

 

 

黒木洋人


3 件のコメント

  • はじめてコメントさせていただきます。
    生意気かとは思いますが、生産量が、少ないことをへべすの価値としてはどうでしょうか?
    収量が増えることが、必ずしも生産者にとっていい事だとは思えま せん。
    (日本国民に行き渡らないへべす)なんて言うアピールはいかがでしょう?
    森みちにも遊びに行きたいと思います。

    • 早速のコメントありがとうございます。僕自身もへべすの希少価値は少ないことが良いことだとは思います。
      しかし今の現状少なすぎて 日向夏=ニューサマーオレンジ などの品種は同じだが生産場所やブランド名で 同じも流通しているということが起こる可能性と ヘベスというものが他の宣伝の上手な生産地に乗っ取られる可能性も考えられます。 そのことも今後 ブログ内でも書きたいと思いっています。

  • 突然すみません
    私は三重県で仲卸業をやっております
    このたびへべすを取り扱いたく思い、お話だけでも思います
    よろしければ、ご連絡お願い致します。

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    今 だ か ら こ そ 僕 た ち 若 い 世 代 が 新 し い 感 覚 で 前 に 出 て い き ま し ょ う 。「 生 き る 」 の 中 で「 食 べ る 」は 最 も 重 要 な こ と 。そ の 食 料 を 他 に 依 存 し き っ て い る 日 本 。食 の 多 様 化 の 中 で 忘 れ さ れ る伝統食、伝統野菜、日本人の誇れる味覚・・・。農家の平均年齢 65 歳。10 年後、20 年 後 の 日 本 の 農 業 は? 私 た ち の 食 料 は? 農 家 だ か ら で き な い で は な く 、 農 家 に し か で き な い こ と を 。し っ か り 地 に 足 を つ け 泥 だ ら け の 生 き 方 に 誇 り を も ち 、伝 統 を 丁 寧 に 次 世 代 へ 。感 動 や 幸 せ は 五 感 を 満たされた先にあると信じて日々農 業に真 剣にとりくんでいます。 ”野菜のこと、ちょっと知るだけで私たちの食生活はもっと豊かになります。